時代の変化で変わりゆくスーツのスタイル。
こんにちは。店長です。
今年の冬は暖かかったですね。
冬だけでなく1年を通して暑い期間が長くなってきているような気がします。
30年前の日本の夏の平均気温をご存知でしょうか?
なんと東京の8月の平均気温が28.6度。最高気温は32.4度です。
『クールビズ』という言葉が出回り始めてもう15年以上経つのでしょうか?
最近はネクタイだけでなく、ジャケットの下にTシャツを着ている姿もよく目にするようになりました。
80年代のゆったりとしたソフトスーツから徐々に現在のタイトシルエットのスーツにスタイルチェンジしたと同様に、
今の『カジュアルスタイル』も1つのスーツスタイルとして浸透してきています。
そこで当店は今年からビジネスカジュアルのスタイルに対応した2nd SELECTIONとTRⅢTのMade in JapanオリジナルコラボTシャツ(¥15,000+tax)を販売開始いたしました!!
スリムフィットとレギュラーフィットの2スタイルでそれぞれ3色3サイズずつ揃えています。
素材は希少な超長綿スビンコットンを使用し、ネック周りをシャープに見せる衿の太さと、洗濯を繰り返してもへこたれないバインダー衿。
袖付けはセットインスリーブ仕上げで腕を下ろした状態の時に合わせて縫製しており、体に沿った綺麗なフォルムに仕上がっています。
首まわりはクルーネックでありながらジャケットの襟が触れにくいパターンで仕上げております。
よければクリックして見ていってください!!
しかしジャケットのインナーにTシャツを着るにしてもどんな場面で着てもいいのかわからない。。。
そんなお声も多くいただくので、今回は『ビジカジ』と呼ばれているスタイルの着こなしやマナーについてご紹介したいと思います。
〜ジャケット+Tシャツスタイル〜
昨今ではスーツスタイルについてかなり寛容になってきています。
ジャケットは肩パットを入れず芯地を抜いて軽く、靴も革靴でなくスニーカーやローファーをセレクトする人も増えています。
じゃあジャケットの中もTシャツでいいんじゃない?
TシャツはYシャツと違って動きやすいですし、襟がない分煩わしくなくて良くシワもつきにくいので気兼ねなく着れます。
それにジャケットを脱いでもキマりますし、なんか仕事もできそうに見えます。
着こなしの幅が増え『大人の余裕感』を表現出来るこのスタイルはとても面白いと思います。
〜自分にあったサイズ感〜
やはりTシャツです。
どうしてもルーズ感やズボラ感と捉われてしまう場合もあります。
しっかりとした知識をもっていないとビジネスシーンでは大きなマイナスイメージにも繋がります。
そのなかでもサイズとデザインは重要です。
スーツと同様にサイズ感は相手に与える印象を大きく左右します。
具体的にはゆったりとしたものを避け、タイト目に着こなすのがいいでしょう。
カジュアルファッションではオーバーサイズがトレンドですが、スーツファッションに関してはサイズ感は相手に「清潔感」や「誠実さ」を印象付けるのでとても重要です。
〜首まわりも重要〜
首まわりもタイトめがいいでしょう。
首元は目の行く場所です。ここがルーズだとこのスタイルではとてもだらしなく見えます。
深いVネックやボートネックは避けたほうがいいでしょう。クタクタなんてはもってのほかです。
『服装の乱れは心の乱れ』、『生地の緩みは気の緩み』ですね。
〜デザインは?〜
TシャツといえどYシャツと同様です。
どれだけ品良く着こなし、相手にどれだけ清潔感をイメージさせるか。
具体的には無地のポケットのないデザインのもが好ましいです。ベーシックカラーを中心にシンプルなものを選んだほうがいいですね。
柄物なんかはもってのほかNGです。
素材も光沢感のある上質な生地を選べば間違いないでしょう!
スーツをTシャツで合わせるからこそ、いつもとは違う高級感のある生地を選ぶのがGoodです。
カジュアルスタイルでいい印象を与えられると自分への印象がグッと上がるものです。
普段の感覚でTシャツを合わせていると、いくら寛容になったとはいえいつか痛い目を見る日が訪れますよ。
〜スーツとの組み合わせ〜
なんとなく皆様想像できるかもしれませんが3ピーススーツやダブルスーツはTシャツを合わせるのに向いていません。
見栄えが悪い。といえばそれまでになってしまいますが、そもそもベストやダブルスーツはスーツの格式を上げるアイテムなのでカジュアルなTシャツとセットアップするのは矛盾が生じます。
シングルスーツで軽い生地や副素材のものと着用するのがベストです。
〜ビジネスシーンを意識する〜
何度も言いますがビジネスシーンでは清潔感がとても重要です。
汚れた服やヨレヨレのシャツはご法度です。
Yシャツ同様アイロンがけを欠かさずセンタープレスもきちんと入れておいたほうがいいですね。
使い古してくたびれたシャツなんかは避けるほうがいいです。
〜どんなシーンで着てもいいのか?〜
カジュアルシーンではTシャツスタイルは「あり」です。
カジュアル過ぎず、かしこまりすぎず、程よい「きちんと感」になります。
しかしスーツのインナーとして襟がないものや半袖を着用するには注意するポイントがあります。
〜正式な場にはNG〜
まずTシャツのような襟のないものはフォーマルではありません。
本来、スーツとは体型にあっており、清潔で整然、エレガンスであることが重要視されてきました。
そこで、あえて着崩すことでオシャレとしたことから広まったと言われております。
これはあくまで「カジュアル」な着こなしになるのでビジネスでの重要なシーンやフォーマルで正式な場ではふさわしくないということをしっかり意識しておいてください。
〜半袖インナーのデメリット〜
スーツの本来の在り方、、は先ほどお話ししましたが、やはりスーツも美しく見せるためのポイントがいくつかあります。
その中の一つが袖口から見えるシャツです。
これがないと着慣れた人から見るとかなり違和感を感じるポイントになります。
半袖インナーの着用はこれがなくなってしまうというデメリットもあります。
ただこれはパンツとジャケットの色を変えたり、小物をカジュアルにすることでコーディネートとして落ち着くことがあります。
また、ジャケットが汗で蒸れたり、裏地が腕に張り付いて着心地が悪くなるというデメリットもあります。
通気性の良いスーツや裏地のない素材のスーツと組み合わせることで快適に着ることができるようになります。
長袖のものを着用するのもいいですね。
その場合は袖口からシャツを見せないほうが無難です。
以上がジャケットのインナーにTシャツを着る際の注意点でした。
やはりスーツの基本は「清潔感」「誠実さ」といった印象を与えることです。
ビジカジスタイルは「節度」も重要視し、仕事の場であることを忘れず品格ある装いを正しく選ぶことが重要です。
当店ではTシャツとのバランスを考慮したデザインのスーツのオーダーも承っております。
興味のある方は是非お問い合わせくださいませ。
2nd SELECTION bespoke couture
〒770-0832 徳島県徳島市沖浜東一丁目43-4 MAP
TEL 088-655-3420 FAX 088-655-3581
休 日:毎水曜日、水曜日が祭日は木曜日(出張等により変更になる場合がございます)
駐 車 場:店舗前 専用駐車場あり
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