今回の旅のテーマ

今回の旅は「ゆるく、でもしっかり楽しむ」。

・現地グルメ(フォー、バインミーは外せない)
・街歩き(1区中心にぶらぶら)
・カフェ巡り(ベトナムコーヒーは必須)

予定は最低限にして、その場の気分で動くのが今回のスタイル。


羽田からホーチミンへ。JAL JL079で始まる東南アジア旅。

4月16日(木)、午後の会議を切り上げて向かったのは羽田空港。今回の目的地はベトナム・ホーチミン。搭乗するのはJALの深夜便、JL079だ。

夜の空港って、なんとも言えない高揚感がある。出発ロビーにはこれから旅立つ人たちの静かなワクワクが漂っていて、それだけで「旅が始まるな」と実感する。

海外への出発前はいつもの日本食のルーティン。


深夜便ならではの過ごし方

JL079は深夜発。搭乗後はすぐに機内が落ち着いた雰囲気になる。

離陸後、軽い機内食をいただいてからは、映画を見るもよし、しっかり寝るもよし。今回は「現地で元気に動きたい」派なので、迷わず睡眠優先。

機内の灯りが落ちると、一気に静寂に包まれる。こういう時間、個人的にはけっこう好きだ。日常から完全に切り離されて、「今どこにも属していない」感覚が味わえる。

ホーチミンに到着、気がつけば朝。窓の外にはうっすらと明るくなり始めた東南アジアの空。


初日、First day.

ホーチミン空港に到着すると、日本とはまったく違う空気感。湿度、気温、匂い、人の動き、すべてが一気に“海外モード”に切り替わる瞬間だ。

長蛇の列の入国手続きを終えて外に出ると、すでに街は活気にあふれている。バイクの波、クラクション、屋台の香り。これぞホーチミン。

Grabでホテルへ向かい、チェックインを済ませ。少し余裕を持って両替と初めてのホーチミンの街中を探索しながら、これからの予定をぼんやり考える時間もまた楽しい。今回はあえて詰め込みすぎず、現地での“成り行き”も楽しむスタイルにした。


テイクアウト it to go

初日は移動の疲れを取るためゆっくりホテルで、たまたまホテルのすぐ裏にあった、Pizza 4P’s(ピザ フォーピース)でテイクアウト(英語で言うCan I have it to go.)。

後から知ったのだが、2011年に日本人オーナーがホーチミンで創業したちょっとした有名店で、麻布(麻布台ヒルズ)のPizza 4P’sは予約がかなり取りづらいらしい。しかもベトナム価格で嬉しい。


ここでハプニング

チェックインして部屋に入ると、ぱっと見はとても快適そうな空間。荷物をほどいて、ひと息つこうと冷蔵庫を開けた瞬間…あれ?全然冷えてない。しばらく様子を見ても状況は変わらず、どうやら完全に故障している様子でした。

フロントに連絡して対応をお願いしたものの、すぐに修理や交換ができないとのこと。せっかくの滞在で飲み物も冷やせないのはなかなか不便でした。

そんな中、娘が熱を出してしまい、少しでも楽になればとロックアイスを買ってきたのですが……冷蔵庫が使えないため、氷はあっという間に溶けてしまいました。

体調が万全でない中での滞在はやっぱり環境が大事。安心して休める場所を優先するべきだと判断し、少し悩んだ末、この出来事で3泊の予定だが2泊を捨てて別のホテルへ変更する決定的な理由になりました。


2日目。The 2nd day.

朝、早々に次のホテルへ移動。

SILVERLAND BEN THANH HOTEL。ホーチミン中心部・1区にある4つ星のブティックホテルで、すぐ隣が有名なベンタイン市場という抜群の立地。観光・グルメ・買い物にめちゃ便利な拠点です。

館内はベトナムらしいデザインを取り入れたおしゃれな雰囲気で、屋上プールやスパ、アフタヌーンティーなども楽しめるのが特徴。


フロントに荷物を預けて市街へ。

ホーチミンの街中に降り立った瞬間、まず来るのは「エネルギーすごっ…!」っていう圧倒感。あと印象的なのは、フランス統治時代の名残と、ローカルの生活感が同居してるところ。たとえば1876年代のカトリックタンディン教会。鮮やかなピンク色の外観、ゴシック調の柱で知られる建築のすぐ横で、屋台が普通に営業してたりする。そのギャップが面白い。


お昼のランチ

早速お昼のランチに向かったのが、ベトナム料理店(Bếp Mẹ Ỉn☆4.5(11,343))星4.5だけあって全てが美味しい。

ホーチミン1区・ベンタイン市場すぐ近くにある、“お母さんの家庭料理”がコンセプトの人気店
細い路地(ヘム)の奥にあって、ちょっと隠れ家っぽい雰囲気も魅力です。

  • ミシュランの「ビブグルマン」を複数年獲得
  • 観光客+地元民どちらにも人気
  • 店内は黄色い壁+レトロなベトナム風デザイン

そしてレトロな街並みをぶらぶら

娘のリクエストでヴィンテージジュエリーのショップへ行ったり、カフェでのんびりしたり

Nhà Ba Teria – Craft Matcha & Coffeeは、ホーチミンでもかなり“雰囲気勝ち”してるカフェのひとつ。

ざっくり言うと——
「建築も楽しむ、アート系の抹茶カフェ」って感じ。

  • 洞窟みたいな曲線の壁+テラコッタ調の空間で、かなり非日常
  • 天井が抜けた開放的な造りで、自然光と風が入る気持ちいい設計
  • メニューは抹茶とコーヒーに特化(玄米茶ラテやほうじ茶ラテなど)
  • 日本の高品質抹茶を使った“クラフト系ドリンク”が売り
  • フードはほぼ置かず、「飲み物に集中」するスタイル

ホーチミンのバイクの喧騒から一歩離れて、
“ちょっと別世界に入る感じ”があるから、初めて行くと結構印象に残るタイプのカフェ。


夕方ホテルへチェックイン

夕方ホテルへ帰ってきて、チェックイン。ここは4つ星ホテルだけあって全てが快適。


そしてホテルの近くのSpaへ

夕食前に少し時間があるので、近くのSpaへ。ここの看板ネコがお出迎え。

AN’s Spa 2、ホーチミンの中心部にあるスパで、ベトナム伝統マッサージとスキンケアを気軽に体験できるお店です。

落ち着いた雰囲気の中で、
・全身マッサージ(疲労回復系)
・フェイシャルケア(肌ケア・リラックス)
観光の合間のリフレッシュにちょうどいいタイプです。


Spaの終わるタイミングで別行動だった娘とレストランで待ち合わせ。

Mặn Mòi Tao Đàn は、ホーチミン市中心部のタオダン公園近くにある人気のベトナム料理レストラン。

落ち着いたベトナム伝統風の内装で、家庭料理をちょっと上品にしたようなメニューが楽しめるのが特徴。特に南部(サイゴン)の味付けをベースにした、優しくてコクのある料理が評判です。

観光客にもローカルにも人気で、「きれいな環境でベトナムの定番料理を安心して食べたい」ときにちょうどいい一軒。


ホテルに帰って屋上バーへ

ホテルに帰って、Silverland Ben Thanh Hotelの屋上バーへ、いわゆる“派手系クラブバー”というより、落ち着いて景色を楽しむ大人系ルーフトップって感じです。

ホーチミン中心部(1区)を見渡せるパノラマビューやベンタイン市場周辺の街並みや、バイクが行き交う“サイゴンらしい景色”が広がる活気ある街、夜はネオンとライトアップで一気にロマンチックな雰囲気に変わる景色です。


3日目。The third day.

ゆっくりビュフェスタイルの朝食

娘たちは買い物に、私はあえて予定を詰め込まず「ホテルでのんびりする日」を作ってみた。結果から言うと、これがかなり正解だった。

今回泊まったSilverland Ben Thanh Hotelは、街のど真ん中にありながら、館内に入ると一気に空気がゆるむ。朝は少し遅めに起きて朝食を食べ、そのまま軽くジムへ。大きなジムではないけど、必要なマシンはしっかり揃っていて、旅先で体を動かすにはちょうどいい。ランニングマシンで軽く汗を流すと、前日までの疲れもスッと抜けていく感じがする。

その流れで、そのまま屋上プールへ。

ここがこのホテルのいちばん好きな場所かもしれない。屋上プールはコンパクトだけど、開放感が抜群。目の前にはホーチミンの街並みが広がっていて、遠くまでビルとバイクの流れが見える。下ではあれだけ騒がしいのに、ここにいると不思議と静かで、時間がゆっくり流れている感じ。

昼間は日差しが強いけど、プールサイドのデッキチェアに寝転ぶと風が気持ちいい。軽くプールに入ってクールダウンして、またゴロっとする。この繰り返しが最高に贅沢。

観光もいいけど、こういう“何もしない時間”が旅の満足度をぐっと上げてくれる気がする。

ホテルの中で完結する、ちょっとしたご褒美時間。
たまにはこんな一日も、かなりラグジュアリー。


4日目。The Day4.

ホーチミンで一番美しい建物?サイゴン中央郵便局が想像以上だった。

ホーチミン観光で「とりあえずここは行くでしょ」と言われる場所。
正直、最初は“ありがちな観光地かな”くらいに思っていた。

でも実際に行ってみると完全にいい意味で裏切られる。

まず、フランス統治時代に建てられた歴史ある郵便局で、外観からすでに圧倒される。

外観からすでに写真スポット

まず目に入るのは、淡い黄色のクラシカルな建物。
どこかヨーロッパっぽい雰囲気なのに、空の色や湿度は完全に東南アジア。

この“ミスマッチの美しさ”がたまらない。

正面に立つと、自然と写真を撮りたくなる。
しかもどの角度からでも絵になるから、気づいたらシャッター止まらないやつ。

中に入ると、一気に時間がゆっくり流れる

中に入った瞬間、空気が変わる。

高いアーチ天井、クラシックな鉄骨構造、長く伸びるカウンター。
そして奥にはホー・チ・ミンの大きな肖像画。

観光客で賑わっているのに、不思議と落ち着く。

ここ、ただの観光施設じゃなくて“ちゃんと現役の郵便局”なのもポイント高い。

実際に手紙を書いて送ることもできるし、ちょっとしたお土産も売っている。

「ここで手紙を書いて送る」
今回の旅で、ちょっとやってみたかったことのひとつだった。


よし、手紙を書こう…と思ったその時

ポストカードを選んで、ペンを手に取る。
どこに送ろうか、何を書こうかそんなことを考える時間がすでに楽しい。

そして、切手を買おうといざ会計を見てみると「現金のみ対応」と明記。

現金がない。完全にやらかした瞬間

この旅、「なるべくクレカでいこう」というスタイル。

最終日ということもあり両替した現金はすべて使ってしまっていた。

実際、ホーチミンはカード使える店も多いし、ほとんど困らない。
…はずだった。

美しすぎる郵便局で、まさかの“何もできない”というオチ

でもここは郵便局。
当然のように“現金文化”が残っている。

カード使えませんとの表記。

その瞬間、頭の中に流れる「おわた」の3文字。

それでも、この場所はやっぱり良かった

何もできなかったのに、不思議と満足感はある。

建物の美しさ、空気感、そして“何かやりかけた記憶”。
全部ひっくるめて、いい体験だった。

隣にある
Notre-Dame Cathedral Basilica of Saigon
を眺めながら、「次はここのために現金を残しておこう」としっかり学習。


夕食は、Pizza 4P’s Saigon Centre

夕食は、サイゴンセンターショッピングモールにあるPizza 4P’s Saigon Centre、今回は店内へ。

ホーチミン中心部で「ちょっと特別なピザ体験」をしたいなら外せないのが、
Pizza 4P’s Saigon Centre。

Saigon Centre店はショッピングモール内にありながら、

  • ナチュラルで落ち着いた内装
  • 清潔感があってエアコンもしっかり効いてる
  • 観光途中でも入りやすい立地
  • とにかくチーズのレベルが高い
  • ベトナムでこのクオリティは正直驚き
  • 価格はやや高めだけど、日本で食べるのを比べるとコスパ良し
  • 人気すぎて予約しないと待つ可能性大(平日で時間をずらせば少し並べば入れる)

「ローカルすぎず、でも観光客向けすぎない」ちょうどいい空気感です。


最終日。The last day.

ホーチミンに来たのに、そうそう、まだバインミーを食べていない。

近くにテイクアウトができるお店(Vi Da Vietnamese Eatery)があった。


最後のSpa

夕方の帰りの便まで時間があるので、再びAN’s Spa 2へ。

今回はハーバルシャンプーヘッドスパ。

集中ハーブ洗髪と頭・首・肩・うなじマッサージ

リラックス&若返り。ハーブでストレス軽減。

頭・首・肩・うなじの集中マッサージ | ダブル洗髪 | 洗顔とパック | 伝統的なハーブ煎じ薬による頭皮への栄養補給 | 頭皮の角質除去 & 毛根から毛先への栄養補給 | 温水ドームによるリラクゼーション | ブロードライとセラムによる髪の栄養補給

75′ | 600.000VND


帰りの空港

もう一つ忘れていた、そうそう、まだフォーを食べていない。

最後のチャンス、空港だ。

あれだけ「本場のフォーは絶対に食べたい」と思っていたのに、気づけば旅の終盤。

バインミーもピザも食べたし、ローカルご飯もいくつか楽しんだ。
カフェ巡りもして、スパでのんびりもした。
なのに、ベトナムの王道中の王道だけ、きれいに抜け落ちている。

街中にはフォーの店が溢れていて、
朝でも昼でも夜でも、いつでも食べられる安心感があった。
それが逆に「また今度でいいか」と後回しにしてしまった原因。

そして気づいた頃には、もう時間がない。

今回の〆は、空港でフォーを食べてこのまま帰ることにした。


今回の旅のまとめ。Summary of this trip.

今回のホーチミン旅行は、わずか数日間とは思えないほど内容の濃い、記憶にしっかり残る旅になりました。テーマは“グルメ中心”。

最初は騒音、空気、雑多でカオス・ウザイ街の印象だが、慣れるにつれて妙に心地良くなっていく。

ホーチミンに降り立った瞬間、バイクの洪水。信号があってもなくても、とにかく流れが止まらない。最初は「どうやって道渡るの?」って軽くパニックになるけど、不思議とゆっくり歩けばちゃんと避けてくれる、この“カオスの中の秩序”にすぐ気づく。

結果的にそれは大正解で、この街の魅力を一番ダイレクトに感じられる方法だったと実感しています。

まず印象的だったのは、食の幅の広さ。話題のレストランで洗練された一皿を楽しんだかと思えば、少し歩けばローカルな空気漂う食堂があり、どちらも同じように人で賑わっている。

そのコントラストがとても心地よく、「観光地」としてだけでなく「生活のある街」としてのホーチミンを感じさせてくれました。

一方で、今回の旅にはいくつかのハプニングもありました。

中央郵便局で手紙を出そうとしたものの、手持ちの現金を使い切っていて断念。キャッシュレスに頼りがちな自分の旅スタイルを見直すきっかけになりました。

そして極めつけはホテルの冷蔵庫トラブル。娘の体調不良も重なり、急遽ホテルを移動するという想定外の展開に。それでも、その判断ややり取りも含めて「旅をしている実感」を強く感じる瞬間でした。

振り返ってみると、こうした予定通りにいかない出来事こそが、旅の印象を深くしてくれるものだと思います。

すべてがスムーズに進む旅行ももちろん快適ですが、少しの不便やトラブルがあることで、記憶はより鮮明に、そして立体的になる。今回のホーチミンは、まさにそんな“良い意味で裏切られる旅”でした。

まさに、旅のトラブルはつきものそれが冒険心を掻き立てる。

Traveling is troubles and adventures.

街自体の魅力も非常に高く、エネルギッシュでありながらどこかゆるさも感じられる独特の空気感があります。人々は親しみやすく、どこか安心感があり、初めて訪れても不思議と馴染める場所でした。

心残りがあるとすれば、もう少し色んな料理を食べたかったこと。グルメ旅としては少し意外な抜けですが、それすらも「次に来る理由」としてしっかり残っています。

短い滞在の中でここまで満足度が高く、なおかつ「また来たい」と思わせてくれる都市はそう多くありません。次回は今回の経験を活かしつつ、さらにローカルなエリアや食文化に踏み込んでみたいと思います。

ホーチミンは、計画通りに楽しむのも良し、流れに任せて楽しむのも良し。どんなスタイルでもしっかり応えてくれる、懐の深い街でした。

今回も最後まで御覧いただきまして誠にありがとうございました。

                                  2nd SELECTION by Boss

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