こんにちは。店長です。

冬の入り口を感じさせる気温となってきましたね。

寒くなってくるといよいよスーツのシーズンだと感じます。

今回はスーツの必須アイテムネクタイについてお話をしようと思います。

みなさんはネクタイを日頃からきちんと結ぼうと心がけていますか?

スーツ姿の人を見たときに見に入りやすいのがネクタイです。

ネクタイがルーズな印象だと清潔感がなく、職場で幻滅されてしまうかもしれません。

逆に、しっかりとネクタイを結べている人はそれだけでスマートな印象を与えることができます。

そんな自身の印象を決定づける要因にもなるネクタイの正しい結び方をいくつか紹介いたします。

〜基本の結び方『プレーンノット』〜

簡単でスマートな見た目で、この結び方はネクタイの基本中の基本の結び方です。

プレーンノットは衿元が小さいレギュラーカラーのシャツと相性がいい結び方です。

ノット部分が小さく、スマートに見えるのが特長です。

注意していただきたいのは、結びをキツく締めすぎてしまうとノットが小さくなりすぎてしまいバランスが悪くなり、

ゆるすぎると首元が見えてしまいだらしなく見えてしまいます。

〜シンプルでボリューム感も出せる『ダブルノット』〜

こちらはプレーンノットの巻き数を1つ増やした結び方です。

シンプルですがノットにボリュームを持たせ、結び目も緩みにくくもなります。

レギュラーカラーやワイドカラーのシャツにもよく合い、ノットの形も美しく維持できます。

当店のスーツスタイルにはこのダブルノットがベストなバランスとなりますのでオススメしております。

〜ボリューム感とエリートな印象『ウィンザーノット』〜

ノットが大きくボリュームのあるこの結び方は襟開きの大きなシャツに向いているとされています。

私個人的にはレギュラーカラーシャツと組み合わせ、ノットを5角形に見せるのもエレガントだと思っています。

ウィンザーノットはとても格式高いエリートな印象を与えますが、巻き方が複雑なので生地の厚いネクタイには不向きとなります。

この3つの結び方を見ると昨今のトレンドスタイルとしてはプレーンノット、ダブルノットが優勢かなと感じます。

日本、海外を問わずクラシックスタイルを体現している人はプレーン(ダブル)ノットが多いですね。

以上が代表的なネクタイの締め方となります。

シャツの襟型やスーツのVゾーンとのバランスを考慮して締め方を変えるとより一層スマートな見た目になります。

次にネクタイをオシャレに見せる小技を2つご紹介いたします。

〜ディンプルを作る〜

ディンプルとはネクタイ結びめ下のくぼみのことです。

ディンプルは必ず作る必要はありませんが、有る無しで印象が変わってきます。

▲ディンプルなし(左)  ▲ディンプルあり(右)

写真のように、ディンプルがない場合は全体的にのっぺりとした印象になります。

ある場合は、胸下の印象が立体的になりスタイリッシュになります。

このように、ネクタイを着用する際はディンプルを積極的に実践していただきたいと思います。

ただ、厳粛な場であるお葬式にはディンプルはNGですのでお気をつけください。

〜ネクタイを浮かせる〜

言葉では分かりにくいですが、写真のようにネクタイを胸元に密着させずに少し浮かせます。

たまにお客様から「どうして浮かしているの?」と聞かれることがありますが、

これはオシャレの1つです。

テレビや雑誌でハリウッドスターや芸能人がこの付け方をしているのを見かけます。

これはディンプルと同じように立体感の演出で、ネクタイピンを使うことで簡単に表現することが可能です。

ちょっとしたテクニックで印象も変わってくるので、普段のスーツスタイルにも少し遊び心を加えてみてはいかがでしょうか?

同じ締め方でも素材や締め始めの位置によって少しずつ印象が変わってきます。

是非、自分に合ったベストバランスなスタイルを見つけていただければと思います。

今は成人式で初めてのオーダースーツのお客様が多いので、ネクタイの締め方などお気軽にお問い合わせいただければと思います。

ご来店、心よりお待ちしております。

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