願いを抱いて巡る、静かな京都の時間。
京都には、何度訪れても「まだ知らない顔」がある。
有名な観光地を巡るのも楽しいけれど、少しだけ歩く速度を落とすと、街はまったく違う表情を見せてくれます。
そんな京都の奥行きを、自然と体感できるのが京都都七福神めぐりです。
七福神めぐりは、人生をなぞる旅。
七福神は、それぞれ異なる役割とご利益を持っている。
金運、健康、学業、商売、良縁、長寿、幸福。
こうして並べてみると分かるけれど、これはほぼ人生そのものだ。
どれか一つだけ叶えばいい、というものではなく、全部が少しずつ整って、はじめて「生きやすさ」になる。
京都都七福神めぐりは、その一つひとつに「今の自分はどうだろう?」と問いかけてくるような巡礼だった。
祈るというより、整える時間。
お参りのとき、「こうなりますように」と強くお願いするよりも、
自然と「ありがとうございます」という言葉が出てきた。
それはもう十分に恵まれていると気づいたからかもしれないし、
ただ静かな空間に身を置くことで、心が落ち着いたからかもしれない。
七福神めぐりは、
何かを無理に引き寄せる行為というより、
自分の内側を整える行為に近い気がした。
京都都七福神、それぞれの神さまと寺社の魅力。
1、蛭子神社、恵比寿神

七福神の中で、唯一日本由来の神さまである恵比寿神。
商売繁盛や家内安全のご利益で知られ、京都の商人文化と深く結びついている。
境内は街中にありながら、どこか親しみやすい雰囲気。
観光客だけでなく、地元の人がふらりと立ち寄る姿も多く、
「暮らしに根付いた信仰」を感じられる場所だ。
にこやかな恵比寿さまの表情を見ていると、肩の力を抜いて物事に向き合っていいのだと思わせてくれる。


2、六波羅蜜寺、弁財天

弁財天は、芸能・音楽・学問・財運・言葉を司る神さま。
七福神の中で唯一の女神でもあり、
感性や表現力、流れを整える存在として信仰されてきた。京都都七福神めぐりにおいて、
弁財天を祀る寺院が六波羅蜜寺である。
一歩境内に入ると、空気は驚くほど静かだ。
ここは、華やかさよりも「重み」を感じる場所。
弁財天の持つ力が、静かに、しかし確かに伝わってくる。


3、革堂行願寺、寿老人

革堂行願寺は健康長寿や延命のご利益で知られる寿老人を祀る寺。
平安時代から続く歴史ある寺院で、京都の時の重なりを強く感じる。


4、赤山禅院、福禄寿

赤山禅院は、福・禄・寿の三徳を授ける福禄寿を祀る場所。
長寿や幸福、財運など、穏やかな人生全体を見守る神さまだ。
山あいにある境内はとても静かで、
風の音や木々の揺れが印象に残る。
時間がゆっくり流れているように感じられる場所だ。
「今すぐの願い」よりも、「これからの人生」に思いを巡らせたくなる。


5、妙円寺、大黒天

都の暮らしに寄り添う、実践的な福の神
京都都七福神めぐりにおいて、大黒天を祀る寺院が妙円寺である。
妙円寺は、四条烏丸からほど近い市街地にあり、
観光寺院というよりも、人々の生活のすぐそばにある寺という印象が強い。
街の喧騒の中にありながら、門をくぐると空気が変わる。
その切り替わりの早さこそが、妙円寺の魅力かもしれない。


6、東寺、毘沙門天

京都のシンボルともいえる五重塔で有名な東寺。
ここでは、勝運や厄除けの神である毘沙門天が祀られている。
力強いイメージの毘沙門天らしく、
境内には凛とした空気が流れている。
「守られている」というより、「背中を押される」感覚に近い。
迷いがあるときや、何かに挑戦したいときに訪れると、
静かな勇気をもらえる場所。


7、萬福寺、布袋尊

笑顔と余白を授けてくれる、黄檗文化の大本山
京都都七福神めぐりにおける布袋尊を祀る寺院は、
宇治市にある萬福寺。
中国・明代の禅文化を色濃く伝える、黄檗宗(おうばくしゅう)の大本山として知られている。





京都市内中心部の寺社とは、空気感が明らかに違う。
境内に足を踏み入れた瞬間、どこか異国的で、ゆったりとした時間が流れはじめる。


御朱印・色紙が増えるたびに増す達成感。
一社一社巡り、御朱印や色紙が少しずつ埋まっていく。
それは「ご利益を集めている」というより、ちゃんとここまできた証が形になっていく感じだった。


すべて揃ったときの満足感は、達成感というより、穏やかな安心感に近い。
「ああ、ちゃんと向き合ったな」という気持ち。
まとめ、京都都七福神めぐりがくれたもの。
京都都七福神めぐりは、ただ七つの寺社を巡ってご利益を集める旅ではなかった。
商売繁盛、財運、才能、健康、長寿、幸福。
それぞれの神さまが授けてくれるものは違うけれど、巡り終えたあとに残ったのは、
「すでに自分の中にあるものを、どう大切に生きていくか」という問いだった。
金運が上がったか、願いが叶ったか。それは、正直すぐには分からない。でも確実に言えるのは、「また頑張ってみようかな」と思える静かな前向きさをもらえたこと。
大切なのは、「願いを叶えること」よりも、願いと向き合う時間を持つことなのかもしれない。
京都都七福神めぐりは、人生を大きく変える魔法ではない。
ただ、ほんの少し心の向きを整えてくれる旅でした。
最後まで御覧いただきまして誠にありがとうございました。
ファッションを通じてお客様と人生の喜びを一緒に感じ合いながら、残り人生を皆様と一緒に大切に過ごしていきます。
2nd SELECTION by Boss
