ずいぶん前になるが、40歳前半の頃この本を読んだが、なにかグッとくるものがなくてそのまま読み流していたのだが、50歳代になってもう一度読み直すと心に刺さった。

50歳代になるとファッションに敏感な時期も過ぎ、年を重ね、価値観も体型も変わると、装うことに対し気恥ずかしさ、またはある種の傍観を抱き始める方は多くはないでしょうか。

こんな話を聞いたことはないだろうか。そこそこ高級なレストランではジャケットを着てきちんとした身なりを整えている客は上席に案内され、そうでない客は末席にあてがわれている。

誰のために装うのか?Who are you dressing for?

自分のために装ううのではない、その場にふさわしい装いを整え、他者への礼節を重んじるために装うのである。まず自分が装うことを愉しみ、結果として周囲を愉しませることができ、本人の魅力にもつながる。

装うことに関しての条件は、かつての一張羅に象徴されるように、体にぴったり合ったサイズのコンサバティブなスーツやジャケット、シャツを数少なくても何着か持っていて、それを誰かのために有効活用する機会があるか否かである。

仕事においてもプライベートにおいてもその人のファッションセンスが最初に目に入ってくる 。そう第一印象が大事です。

メラビアンの法則です。視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。

自分で自分のシャツをアイロン。Iron youre own shirts.

シャツは下着の分類に入る、その下には何も着ない。だからこそ肌触りのいい細番手のシャツを着るとその着心地は忘れられない。細番手のシャツだからこそクリーニング店に任せるのではなく、お家で洗濯して自分でアイロンかけしていることにちょっとした喜びと誇りを持ってもいいかと思う。ましてや家でメンテナンスすることはシャツの寿命が数段長く着られます。

  

最終はオーダーメイドの服に行き着く。Finally, arrive at custom made suits.

オーダーメイドの服を着ると自分に自信を持つことができる。一流と呼ばれる場所であればあるほど装いに関する相手側の目は肥えていて一目置かれる存在として丁寧に扱ってもらえる。

結論としてその人の人生を自信と愉しみに満ちたものにしてくれる。この価値を見出せるのならば決して贅沢な買い物ではないと思う。

まとめ。Summary.

スーツ年齢の30歳代はまだ若い人のカテゴリーに入ると思われる。 50歳代になってからのスーツのおしゃれはカッコいい。

スーツの似合う年齢にやっとなった時こそ、装うことを楽しんでもいいのかもしれない。

他者への礼節を重んじるために装い、自分が装うことを愉しみ、結果として周囲を愉しませ、本人の魅力を上げていく。

シャツのアイロン、素肌につけるシャツは最高の着心地でシワひとつないストレスなのいものを着たい。

50歳代ともなれば、時間も金銭的にも気持ちにも余裕が出来てくる時期である。洋服への好奇心を再燃できる年代だと思う。

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