ドレスコード、日常生活ではあまり身近ではないものの、少しかしこまったシチュエーションで設定されたドレスコードに戸惑った経験のある人もいるのではないでしょうか。

先日こんなニュースを読みました。
米大統領、トランプ氏、服装規定従わずフランシスコ・ローマ教皇葬儀に青いスーツ姿。

アメリカのトランプ大統領は26日、バチカンで執り行われたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀に青色のスーツで参列しました。

イギリスメディアによりますと、葬儀では男性は暗い色のスーツに黒色のネクタイ、白色のシャツを着るようドレスコードが設けられていましたが、トランプ氏は青色のスーツに青色のネクタイ姿で参列していました。

ドレスコードとは。

ドレスコード(服装規定)とは、時間帯や場所、場面などにふさわしいとされる服装のこと。TPOに応じて、T=time(時間帯)、P=place(場所)、O=occasion(場合)に応じた服装をすることが、ドレスコードに則った装いといっても過言ではありません。

同じホテルやレストラン、料亭でも、単に食事を楽しむ場合と、結婚式・披露宴に列席する場合とでは、ドレスコードも異なります。さらに厳密に言えば、その季節や時間帯が昼か夜かでもドレスコードは異なります。

なぜドレスコードは必要?

公式な場やホテル、レストラン、バー、職場などの場所、結婚式やパーティといった行事・催しなど、フォーマルな意味合いが強い場所や行事に設けられていることが多いドレスコード。そこに居る参加者の服装がバラバラだと、その場の雰囲気が乱れてしまう、そんな事態を避けるための配慮・マナーとしてドレスコードは設けられるようになったと言われています。TPOにふさわしい服装は、大人の一般常識のようなもの。その場の雰囲気を悪くしないためにもドレスコードは理解しておきたいものです。

ドレスコードの種類と着用するシーン。

ドレスコードは、冠婚葬祭やパーティなどのフォーマルなものを含め、全部で7種類あります。同じ場所で開催されるパーティでも時間帯によってドレスコードは異なります。ここでは、一番格式の高い「フォーマル」から順に「スマートカジュアル」まで、ドレスコードの種類と意味、代表的な服装やふさわしい場面。ドレスコードの種類とふさわしいシーンを知っておけば、“オシャレして出かけたつもりがマナー違反だった”というようなことも防ぐことができます。

1、フォーマル(正礼装・正装) フォーマルはもっとも高い格式のドレスコードを指します。日本語では「正礼装」「正装」と言います。結婚式なら、新郎新婦とその親、媒酌人の服装がフォーマルで、ゲストの場合は主催者側よりも格式をひとつ下げるのがマナーです。

着用シーン 結婚式(新郎新婦、親、媒酌人)、国家式典

2、セミフォーマル(準礼装) 結婚式・披露宴に招待されたゲストの服装で、もっともかしこまったスタイルがセミフォーマル(準礼装)です。

着用シーン 結婚式・披露宴(ゲスト)

3、インフォーマル(略礼装) もっともポピュラーな礼装が、インフォーマル(略礼装)です。昼・夜通して着用することができ、結婚式・披露宴に一般ゲストとして列席する際はインフォーマルの装いをしましょう。なお、招待状に記載されることが多い「平服」はインフォーマルに該当します。

着用シーン 結婚式・披露宴(ゲスト)

4、スマートエレガンス フォーマル・セミフォーマル・インフォーマルまでが「礼装」のカテゴリーに入りますが、「スマートエレガンス」は、フォーマルに近いドレスコードを意味します。そのため厳密なスタイルの定義はありませんが、パーティなどでドレスアップした装いを意識する際のドレスコードです。

着用シーン 結婚式二次会、お披露目パーティなど(ゲスト)

5、カジュアルエレガンス カジュアルエレガンスはスマートエレガンスよりも“少しだけカジュアル”なドレスコード。ただし、カジュアルと言われていても、本当にカジュアルなアイテム(デニムやスニーカーなど)のコーディネートという意味ではないため、迷ったらスマートエレガンスを意識すれば失敗することはありません。

着用シーン 結婚式二次会、お披露目パーティなど(ゲスト)

6、ビジネスアタイア 企業主催のパーティやレセプションなどでのドレスコードを指すビジネスアタイア。仕事色の強いパーティでの服装と理解しましょう。そのためきちんとしたタイドアップスーツスタイルが基本ですが、男性も女性も華やかさを意識するのが大切です。

着用シーン 企業主催のレセプション、株主総会など

7、スマートカジュアル ドレスコードのはっきりした定義がないスマートカジュアルは、フォーマルとデイリーカジュアルの中間のようなスタイル、と理解しましょう。堅苦しくは見えないけれど、きちんとした印象に見える服装で、パーティにはそぐわないけれど、レストランでの食事なら対応できるスタイルです。

着用シーン レストランでの食事、ホテルや結婚式場のブライダルフェア

まとめ。Summary.

ドレスコードには決まり事がたくさんありますが、むずかしく感じるかもしれません。しっかりと理解すれば、大人としてワンランクアップする着こなしができます。

コーディネートと同じくらい重要な要素が「サイズ感」です。ドレスコードは華やかな場面での着用となるので、きちんと自分にフィットしたサイズを選ぶことが大切です。

公式な場や結婚式、高級なレストランに出向いた際に、その場に不釣り合いな服を着てしまうのは自分が恥ずかしいだけでなく同席している人にも迷惑がかかります。20歳をすぎたらひとりの大人として、ドレスコードのルールを理解するようにしましょう。

ずいぶん前の話、地元会議所の葬儀。コロナ前でもあったので大勢の葬儀参列者でした。ほとんどの方がブラックスーツを着て参列していましたが、一人目に付いたのがブラックスーツは着ていたのですが、手持ちのバックが白色の革鞄でした。とても違和感があるのは私だけではなかったはずです。

子供の頃は、間違ってる事は大人から指摘されますが、大人になってからは指摘されず、影で笑われます。そのようなことがないようドレスコードは必要です。

最近はカジュアル思考が強く、スーツにTシャツ、足元はスニーカースタイルが多く見られますが、何もかもそのスタイルではどうかと強く感じます。TPOに応じて、T=time(時間帯)、P=place(場所)、O=occasion(場合)に応じた服装をすることがドレスコードに則った装いではないのでしょうか。

最後まで御覧いただきまして誠にありがとうございました。

2nd SELECTION by Boss

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